人とは会って別れる者。そしてまた会う者。
by srow630
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ずーと前書いたもの
お久しぶりですsrowです。

今回は前回・・・・・・といってもかなり前ですが書いた小説を修正してみました。
大分長いですが是非読んでいただけると嬉しいです



f0226073_16112068.jpg
 
     プロローグ
「空を飛びたい」
 少し不可能な願いだったが人々は夢と希望で満ちた心でその願いを叶えさせた。
 そして今、人の目を見るがいい。嘘、欲望に満たされ、「平和」という気休めの言葉で洗脳をされてもうあの頃の目の面影はない。
 今の時代は平和そうに見えて平和でない。誰もが第二次世界大戦が終わり平和が戻って来たと思っていた。だが今までの平和とは何かが違う・・・・・・
 こんなに犯罪があっただろうか。
 こんなに嘘が飛び交ってただろうか。
 こんなに人を傷つける言葉があっただろうか。
 人々は皆「今の世界は平和だ」と言っている。ただ、彼を除いては・・・・・・


     1
 彼の名は無い・・・・・・無いに等しい。生まれてすぐに捨てられたらしく、孤児院も入ったとすぐに火事になり、家を転々と移動し何回も呼び名が変わっていった。ただ自分ではこう呼んでいた。
「ドループ」
 その由来は彼が持っているキーホルダーに書いてある文字「DroOP」からだ。そのキーホルダーは彼が捨てられたときからあり、彼はこのキーホルダーを肌身離さず持っていた。親に・・・・・・彼を捨てた者にこの古く少し錆があるキーホルダーを投げつけるためだ。彼はもし会ったら殴りたいくらい自分を捨てた者を憎んでいた。
 そんな彼には一つ夢があった。それは「空を飛びたい」という願いよりも不可能な願いだった。それは、
「過去、未来に行く」
 それは多分親に会うためだろう。彼は必死になって勉強していた。

 ――ある日の出来事だった。彼は夜自分の家に帰る途中、不思議な光が落ちていくのが見えた。星ではないし飛行機でもない。彼はビルとビルの間へ入り、迷路みたいな路地裏を進み、光が落ちた方向へ、ひたすら走った。
 光が落ちたところには不思議な物があった。細長い楕円形の下に幾つもの球体があった。そうまるでUFOだ。突如、細長い楕円形に穴が開いた。どうやら入り口のようだ。
 彼はすぐにでも逃げ出したかった。だが彼の好奇心というものに体を支配されていた。
 誰かが出てきた。人型で見た感じ1m弱。何処かのSF映画に出てくる宇宙人みたいだ。しかし、でてきた者は宇宙人ではなく人間だった。宇宙人らしき人はドループに話しかけてきた。
「君がドループ?」
「!!」
驚いた。この名前を知っているのは自分と極少数の人だけだからだ。彼は少し警戒するように言った。
「あんたは誰だ?」
「僕?」
彼(彼女?)は即座に答えた。そしてその人物はドループにだんだん近づき、耳元で囁いた。
「時を旅するもの・・・・・・だよ」
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     2
 目が覚めた場所は部屋・・・・・・見しらぬ部屋だった。多分あの後、睡眠薬でも飲まされていたのだろうか。頭が酷く痛む。
 彼がいる部屋は一面真っ白で古風な家具がある。大きさは約15畳・・・・・・結構広い部屋だ。
 ふと、ドループは思ったようにこの部屋の明かりを探した。そしてあったはいいが、
「・・・・・・豆電球!?」
 この部屋を明るく照らしているのはごく普通の豆電球。それもたった1個だけ。それを手で覆うと釣瓶落としよりも早く暗くなる。
「目が覚めた?」
 彼はとっさに振り向いた。そこにはあの人物が立っていた。
 目の前の人物は女の子だった。多分俺よりも4つ5つぐらい年下。俺が17だから12、13だろう。ショートヘアーだったので一瞬男の子に見えた。一人称も「僕」って言っているくらいだから。
 ドループは反射的に質問した。
「ここは・・・・・・どこだ?」
タイムマシンの中だよ」
 ドループは驚いた。そんなものがあるはず無い。
 ・・・・・・今は。
 続けて彼女は言った。
「驚くのも無理は無い。タイムマシンは君の時代にとって夢の存在だからね」
「改めましてこんばんは。本名は教えられないけどリックって言ってくれたらいいから。何か質問ある?」
「じゃあリック、早速だけどここの明かりはこの豆電球一つだけなのかい?」
 ドループは慣れていない、敬語じゃない敬語でしゃべった。無理もない今まで敬語は使ったことがないしそれどころか人ともあまり話さないのだから。
「そうだよ。僕が住んでいる時代ではエネルギーを少しも無駄にできないからね」
「ここは今日から君の部屋だドループ君」
 ドループは驚いた。
「何故ドループと・・・・・・」
「キーホルダーに書いてあるからだよ」
 ドループは納得した。・・・・・・いや、実を言うと納得していない。何故これが名前だと分かったのか。普通の考えならデザインだと考えるはずだ。
 突如、地震が来たような激しい揺れを感じた。あまりにも突然だったので、ドループはしりもちをついた。
「着いたようだね」
「着いたって・・・・・・何処に!?」
 リックはゆっくりとその質問に答えた。
「僕の時代だよ」

 リックとドループは外に出た。そこには信じられない光景が映っていた。
 ビルは溶けていて、空がどす黒い。人も数えれるくらいの人数しかいない。
 そこは何かに例えるならば地獄だった。
f0226073_1711691.jpg




続く


そして中編か後編へ、です
最後まで読んでいただき有難うございます^^
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by srow630 | 2010-12-13 17:02 | その他趣味
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